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2022.04.29

二羽の鶴

空の高い所を飛んでいく鶴を見上げる地上の鶴。
私は、その見上げている方の、取り残されている方の鶴だと思っていました。

昨日、飛んでいく鶴を銀雲母で色付けして、今朝焼きあがった筒を見ているうちに、
二羽の鶴はどちらも自分なのかもしれないと思いました。

自分の中に、飛んでいく鶴と泣きながら見上げる飛べない鶴がいて…

それはもしかしたら私だけでなく同じように、泣きながら、飛んでいこうとしながら、
鶴という生き物であろうとする人達。

そんな形で誰かと共感できるかもしれないと思う自分。



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