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2022.04.18

鳥の眠る樹

昨年の12月、大好きだったエノキの木の太い枝が無残に切られてしまいました。
とても大きな木だったので、毎日たくさんの鳥が木の中にやってきて、囀ったり、実を食べたりしました。
夏には木陰を作り、風が吹くと葉擦れの音が波のようでした、
葉の落ちた冬には綺麗なシルエットを空に映していました。

枝を切られてからは傍に寄るのが辛くて離れていたのですが、今日こんなふうに、切られたところから新しい枝が伸びているのを見つけました。
見上げると、子供が枝を握って空に掲げているみたいでしょ?
胴吹きっていうのだそうです。
エノキは強いから、これからもっと胴吹きしてくるそうです。
前のような姿にはなかなかならないと思うけれど、凄く嬉しい。

二枚目の写真は「鳥の眠る樹」のオブジェクト。
私にとってとても大切な作品です。


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