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2020.11.02

さくら

5月16日に書いた年上の友人の親族の方から宅急便が届きました。
8月に亡くなった彼女が長く続けていた絵織りを額装したものでした。
生前私のために選んでくれていたのは、彼女の大好きな桜の花の絵でした。

彼女と初めて会ったのは、今から20年ほど前の第二回日本万華鏡大賞展の会場でした。
会場係をしていた私に、人懐こく話かけてくれて、万華鏡の作り方などについて色々質問してくれました。
それから急速に仲良くなりました。
私自身は誰とでも仲良くなれるタイプの人間ではありませんから、
もしそこが万華鏡展の会場でなかったら、
そして彼女がとても人懐こいのに押しつけがましくない、という絶妙の距離感を知っている人間でなかったら、こんなに長い付き合いにはならなかったと思います。

私たちは色々な所に行きましたが、最近はいつもお互いの住まいの中間地点である小田原で会っていました。
11時30分に駅で待ち合わせて、昼から焼き鳥屋でお酒を飲みました。
ビールを飲みました。日本酒を飲みました。焼酎を飲みました。
そしてたくさん話しました。

退院したらまた小田原で会おうと言っていたのに。

今夜は彼女の桜で、一人で花見酒です。



 

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