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2018.12.12

赤津純子さん

今日12月12日から銀座の松屋で開催されている赤津純子さんの個展に行ってきました。
赤津さんは私の一番好きな万華鏡作家です。
作品はもちろんのこと、その人柄のファンでもあります。
非常に聡明なところ。ちょっとズッコケたところ。とても慎重なところ。でもすごく大胆なところ。
そして、心の深いところに根差した作品作りの姿勢を感じます。

このブログは万華鏡の紹介ブログではないので、上手に赤津さんの万華鏡について紹介することができません。新作「kasamoyo」については、荒金純子さんのブログ「万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ」の12月4日の記事で完璧に紹介されていますので、そちらをご覧いただけたらと思います。

「kasamoyo」。今までの赤津さんの作品とは全く違うものでした。
毎年新作を個展で発表し続ける赤津さんですが、今年は特に、自分の万華鏡をこういうものと決めつけずに新しいことに果敢に挑んでゆく勇気と知性に打たれました。

「相響む(あいとよむ)」という赤津さんの作品が私はことのほか好きで、名作だと思っています。
毎年個展のたびに、並んだ「相響む」の一つ一つを比べながら覗き込んで離れがたくなるのですが、
今年はオブジェクトの微妙な中間色が透明感があり、味わい深く豊かな感じがして美しいと思いました。
私の腕ではその美しさが伝わる写真が撮れず、仕方なく2013年の「相響む」の写真のハガキを撮ったものを載せてみます。実際はもっと微妙なニュアンスがあり、そこに引き込まれます。
可能な方はぜひ実物をご覧いただきたいと思います。

     赤津純子作品展 「万華鏡  光の贈り物」
   2018年12月12日から18日(火)
   松屋銀座 7階 和の座ステージ 
   午前10時~午後8時 16日は(日)は午後7時30分まで 最終日は午後7時閉場

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「kasamoyo」

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「相響む」

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「相響む」の写真の写真