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2018.07.27

赤。白。ピンク。

CTの検査の結果、今のところ転移再発なしということで半年間の術後補助化学療法が終わりました。
この先いつ再発するかわからないのは不安だけれど、もしそう遠くない日に再発したとしても、
それが私の寿命なのだと落ち着いて受け入れることができると思います。
それぞれの人にそれぞれの寿命があり、私もその中のひとつであると、
少し自分から離れて眺めることができます。
そう思えるのはやはり、60年生きることができたから、ということが大きいと思います。

私の夫は二年半程前に、同じ病気で四年近くの闘病の末亡くなりました。
だからどんな道を辿るのかは間近で見てきました。
私には彼のような生き方も死に方もできません。
それに私はほとんど身軽な身ですから、できる限り楽しく笑って生きて死ぬ道を選べると思います。

あまり立派なことを言うと後で恥ずかしい思いをするので、こんなことは書かない方がいいのかもしれません。
あんなことを書いておいて狼狽えるわけにはいかないからと、自分を追い込んでいたいのかもしれません。

今年の夏はあまりにも暑すぎて、好きな百日紅もゆっくり眺めることができません。
でも、あちこちに百日紅の色が見られて、夏だなぁと思います。
百日紅とよく似た色の夏の花が、夾竹桃。
夾竹桃の花は色も形もとても綺麗だなぁと思います。
夾竹桃には毒があって、キャンプに行った人が茎を箸がわりにして命を落とした話はよく知られています。
毒があっても綺麗だから、人に愛されてあちこちの夏を彩る。
そんな夾竹桃も、それを植えた人も、とても好きです。



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