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2018.02.28

眠り

もう消えてしまった前のブログに、「眠り」と言う名の小さな男の子のことを書いたことがある。
なかなか眠れない私にとって眠りは、野を超え山を越え遠くから歩いてやってくる小さな男の子のようだと。

時を経て今の私には、眠りはあっという間に去ってしまうせっかちな男のようだ。
毎日3時間から4時間しか眠れないので、朝が来るのがとても早い。朝と言うより夜。
目が覚めるともう「眠り」は去っていて、小さな敗北感が置き土産として残される。

写真は13年前の「静夜」。
今はもう作っていないのだけれど、覗き口にレンズを取り付けてほしいという依頼を受けて預かっている。
「静夜」。苦い気持ちとともに記憶から消したくなる作品。

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