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2017.04.22

アヤメの香り

部屋の中でアヤメの蕾が急に開いて、
香りの強さに参っている。

強い匂いが元々苦手なので、ユリは一輪でも飾っていられない。
以前フランス料理屋で、大きな花瓶にカサブランカがたくさん生けてあって、
せっかくの料理の味どころではなく、脂汗のにじむような苦痛な時間を過ごしたことがある。
匂いと結びついた記憶は深く留まるというけれど、
そのせいかフランス料理に野蛮なイメージを持ってしまった。

夜が更けて、アヤメの香りは益々強くなった。
でも、我慢しよう。
紫色がとても綺麗だし、それになにより、義父の庭から切って来た花。
供養だ。

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