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2016.11.20

個展終わりました

ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

個展って、こんなに楽しいものなんだぁ、と思いました。
色々な方と万華鏡の話や、万華鏡以外の話をできました。
会いたかった人、話してみたかった人、お世話になった人、
そんな人たちに会うこともできました。
またがんばろう!と思うことができました。
そんなふうに思わせて下さったギャラリー田中のお二人に、心から感謝します。

個展最終日の直前、夜中に家族が救急車で運ばれて入院した。
救急外来の廊下で朝まで座っていた時、突然思い出したことがあった。
「女の人って、どうして若いときは果物みたいで、歳をとると野菜みたいになるの?」という言葉を聞いて、
笑ったことを突然思い出したのだ。
今の私は根菜類だな、と思った。
キャベツだの小松菜だの白菜だのブロッコリーだの、そういうのとは、もう違う。
土の中でどんどん下に向かって伸びる感じ。
そんなことが頭に浮かんで、そのまま目を閉じて、
先っちょの細い根が伸びて伸びて、伸びたところに透明な水がある。
そんなことを真夜中の病院の廊下で夢想していた。