2016.06.10
私の夏の趣味に「茄子の揚げびたし」がある。
素揚げした茄子を薄く味付けした出し汁に浸して、冷たく冷やしたもの。
茄子の切り方とか、味付けとか、薬味とか、作る人によって色々 のようだ。私も色々変えて作っている。
今年の私のこだわりは、素揚げした茄子の油をできるだけ丁寧に吸い取ってから、出し汁に浸すこと。
茄子は揚げると 、他の調理法に比べて格段に甘く美味しくなる。
でも、そのまま出し汁に漬けては、唇までギトギトの、
私世代には辛い一品になる。
今日はお客さんが来た。
来た、と言うより、来てもらった。
佛淵静子の絵を壁にかける手伝いをしてもらおうと思って、
お願いして来てもらったのだ。
ダイエット中ということなので、お茶菓子替わりにと、
昨日から「茄子の揚げびたし」を作って冷蔵庫に用意していた。
それなのに、すっかり忘れてしまったのだ。
絵がとてもいい感じにかけられて、嬉しくなってしまったせいか。
真夜中に冷蔵庫を開けて思い出し、食べてみた。
美味しいよおおお。
絵の写真が上手く撮れない。
ということで、今日の「日々」は「茄子の揚げびたし」になってしまった。
佛淵静子「虫草季」。丁寧にたどると見られます。
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