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2016.05.01

森羅万象を刻む

昨日は町田市立国際版画美術館で始まった展覧会を見に行ってきた。
ビュランという版画の彫刻刀による、直彫銅版画と小口木版画の展覧会。
柄澤齊の小口木版画が好きなので、行ったのだけれど、
一夜明けても目の奥に焼きついているのは、
クロード・メランの「聖顔」という作品。
鼻先から始まる一本の線で表現されている。
交わらない線でできたキリストの悲しい表情。
驚きのあと、胸に浸み込んでくる。